先日、NLPの講義でミルトン・モデルのさわりを学びました。
ざっくり言うと催眠療法の類ですが、これに限らずNLPを使ってカウンセリングを行う場合、クライアントとラポールが築けていることが大事になります。
(NLPじゃなくても信頼関係を築くことは大事なので、「NLP的に言うと」が正しいか)
また、普段からコミュニケーションを行う上でもラポールは大事な役割を果たします。
今回、ラポールを築くにあたり、気づかされたことがありましたのでメモとして残します。
(しごく当たり前のことなので恐縮ですが)
天才もラポールを築くことを重視していた
ミルトン・エリクソンはアメリカの精神科医、心理学者でした。
催眠療法の天才としてNLPで研究され、ミルトン・モデルというテクニックの元となっています。
彼はラポールを重視しており、クライアントとラポールが築けるまでは治療を行わなかったそうです。
私たちが人とコミュニケーションをとる時もラポールが築けていることは大事になります。
短期的にはミラーリングやバックトラッキングなどで築いていきますが、長期的には『7つの習慣』でいう「信頼残高」を日頃から貯めておくことも大切になります。
信頼口座の貯えが多ければ、コミュニケーションは簡単に、すぐに効果的になる。
『7つの習慣』p.258-l.10
意志をもってラポールを築くことが大事
では、ラポールが築けるまではどうしたら良いでしょうか?
ミルトン・エリクソンのように相手に影響を与えることを控えた方が良いのでしょうか?
同じNLPの講義に出ている人で、周りとすぐに仲良くなれる人がいます。
彼女はいつのまにか輪の中心にいて、周りを引っ張っていくような感じです。
誰とでもラポールを築ける、素晴らしい人だなぁと思っていました。
私は人付き合いが苦手なので、なかなか彼女のように周りとラポールを築くことができません。
と思っていたところ、彼女から一言
ラポールを築こうという意志がなければ築けないよ
と。
彼女は自然とラポールを築くことができていたのではなく、「みんなと仲良くなりたい」「ラポールを築きたい」という意志があったので築くことができていたのでした。
確かに、自分にその意志がなければ、いつまで経ってもラポールを築くことは難しいでしょう。
逆に、その意志さえあれば Trial & Error を繰り返しながらも、いつかはラポールを築くことができるはずです。
ラポールが築けたら影響を及ぼせる
のではなく
Hiro
というように、そこに自分の主体的な意志を働かせる必要がありました。
私は苦手だったのではなく、意志に欠けていたのだなと思いました。
ブログに書き起こしてみて、改めて当たり前のことを述べているなという感じですね。
自分も含めて、人付き合いが苦手だなと思っている人は、この積極的にラポールを築こうという意志が弱いのかもしれません。
もちろん他にも要因は多々あると思いますが、自分が人とラポールを築きたいと思う気持ちが大切なのは確かでしょう。
何か影響を及ぼしたい人・モノがあるのであれば、まずは自分の気持ちからそちらに向かわせる必要があったなと改めて思いました。
Today’s Quote !!
自分の人生をコントロールし、「ある」ことに、自分のあり方に意識を向け、働きかけることで、周りの状況に強い影響を与えられるのである。
『7つの習慣』p.107-l.2