誰かと話をしているときに、相手が自分の方を向いてくれないことってありませんか?
- スマフォをいじりながら
- PCから目を離さない
- テレビを見ながら
思わず、聞いている?と確認したくもなることありますよね。
見当違いの回答が返ってくることもチラホラ。
イライラすることもありますし、寂しく思うこともあるでしょうし、最悪もういいかと思ってしまうことも。
この「ながら会話」、信頼関係を築く上でとてもマイナスな働きをしていました。
今回はそんなお話です。
ラポールとは信頼関係を築くための架け橋
ラポールとはフランス語で架け橋のことだそうです。
まだまだNLP初心者なので、信頼関係のことを言うのか、信頼関係を築くスキルのことを言うのか、信頼関係を築くステップのことを言うのか良くわかっていません。
ただ、このラポールを意識することで、どんな状況でも信頼関係を築くことができるという話でした。
ラポールの有無で話しやすさが全く変わってくる
NLPの第1回目の研修の感想でも書きましたが、コミュニケーションの肝は自己重要感にあります。
自己重要感は、自分が満たされていることはもちろんですが、相手の自己重要感を満たしてあげることが大事です。
今の社会の中では、どんな立場にいる人でも自己重要感が満たされている人は少ないそうです。
なので、少しでも自己重要感を満たしてあげられたら、信頼関係は一気に構築されていきます。
研修の中で、ミラーリングとマッチングのワークがありました。
ミラーリングとマッチングはラポールを築くためのスキルの一つです。
このワークでは、相手の話を聴く時に、
- 両スキルを使いながら聴く
- 途中いきなり使わなくなる
という状況を作ります。
今までラポールを気づかれていたのに突然止められるので尚のことギャップが大きくなるのだと思いますが、切り替わった瞬間から言葉が出てこなくなりました。
研修の参加者たちからもワークの感想として、
- 話が広がらなくなった
- 不安になった
- 寂しい
といった意見がでました。
ミラーリングとマッチング、たったこれだけのことで、ここまで話しやすさが変わるのかと思いました。
その通知、ラポールを壊してますよ
誰かと会話をしているときに、スマフォに着信があり、上の空で話を聞くことってありませんか?
会議中にPCでメールチェックをしたり、他の仕事をしていたりしませんか?
これら全部、ラポールを壊しています。
昔は、話しかけてもPCから目を離さない、相手の方を向かないなどが例として挙げれていたようですが、現在の一番の例はスマフォとのこと。
電話だけでなく、ViberやLineなどのメッセージアプリやSNSなど各種通知も音が鳴りバイブが振るえますよね。
スマフォの通知に注意が向いた瞬間、築き上げたラポールが壊れてしまうそうです。スマフォをいじるのはもってのほかですね。
こういった理由で、NLPの研修中はスマフォの利用は禁止となっています。
相手のことを大事に想いながら会話をしよう
話しかけてくる人は、あなたと話がしたくて来ています。
ここで信頼関係を築き、自己重要感を満たしてあげられたら、間違いなく良い関係を築けるでしょう。
スマフォもPCも脇に置いて、相手と向かい合い会話を楽しみましょう。
これは何かを見てあげる時にも言えます。
横について教えている時に、先生役がスマフォなどをいじっていて見てくれていなければ、生徒役のやる気も削がれてしまいます。
仕事上でメンターとして新人を育成するときなどは、ちゃんと新人と向き合い、相手の成長を見守りましょう。
ラポールを築くマイナス面として、相手が話したくてしょうがなくなり、話が長くなること。
でも、話が長くなるのは、話しやすいと思われていることですし、それだけ信頼関係が築けている証拠でもあります。
どんなに話好きな人でも、嫌な人と好き好んで長く話そうとは思わないでしょう。
これまで以上に話ができるようになったのであれば、むしろ信頼関係が築けているということで喜びましょう。
Today’s Quote !!
あなたが話を真剣に聴こうとしている誠意が伝われば、相手の心の中で思っていることと、実際に口から出てくる言葉の間の壁が消えていく。こうして、魂と魂の交流が始まる。
『7つの習慣』p.361-l.14