私たちの身体は無意識で様々なことをしてくれています。
心臓を動かすことも、呼吸することも、私たちは意識して行っていません。
歩く時でも、まず右足を上げて次に重心を前に傾けてとか、いちいち意識しません。
私たちが意識していないところで、私たちの身体は様々なことで私たちを助けてくれています。
先日、村松大輔さんのブログに『命のエネルギー』というお話が書かれてありました。
参考 命のエネルギー『開華』【自分発振】量子力学的生き方 村松大輔のブログ
今回は、それを読んで感じたことを書きます。
自然治癒力の素晴らしい力
壊れた物を直そうと思ったら、私たちは意識的にそれを修理しなければなりません。
こじれた人間関係の改善も、意識して修繕する必要があります。
(時間が解決してくれることもありますが)
これを私たちの身体に焦点を当てた場合はどうでしょう。
私たちが風邪を始めとする病気にかかると、白血球が頑張って細菌を退治してくれます。
転んでつけた擦り傷も料理中に包丁で切ってしまった指も、赤血球が傷口をふさいでかさぶたを創り出血を止めてくれます。
これは日々の生活の中での疲労も、トレーニングで壊れた筋繊維に対しても同じです。
私たちが意識せずとも、私たちの身体は回復のプロセスを回してくれています。
皮膚も血管もそれぞれ違った組織に属していると思いますが、彼らは私たちの「回復」に注力してくれます。
自分で自分を傷つけても癒してくれる
私たちの身体は、偶然負った傷や病気だけを直してくれるわけではありません。
暴飲暴食で痛めた内臓も
イライラして何かを叩くなどして負った傷も
自傷行為でつけた傷も
私たちがどんなに利己的であっても、感情的であっても、自暴自棄であっても、私たちの身体はそれを受け入れ、癒し、修復してくれます。
私たちがどんなに自らの身体を痛めつけても、私たちの身体は「回復」に注力してくれます。
私たちの身体は愛でできている
正確には愛という表現が正しいのかはわかりません。
ただ、この世界でもっとも端的に言い表せている表現が「愛」なんじゃないかと思います。
偶然に負った傷も、自ら傷つけた痛みも、私たちの身体は何も言わず、ただそれを受け入れ、癒しのプロセスを回してくれます。
それは、あたかも親が子供に与える無償の愛のように。
私たちの身体は、私たちを無償の愛で形作ってくれています。
私たちの身体は愛に満ち溢れています。
細胞一つ一つが私たちそれぞれを愛し、私たちの身体を維持してくれています。
もちろん、すべての傷を自然治癒できたり、失われた機能を回復することはできないかもしれません。
永遠の命を維持してくれるわけでもありません。
それでも、今ある状況の中でベストな形で私たちの身体を維持し続けてくれているはずです。
どこか一部が修復不可能だから、他も諦めるとはなりません。
私たちの命ある限り、身体は私たちを癒し修復してくれています。
24時間、365日休むことなく、その命ある限り。
愛に包まれ、そして愛で包もう
愛にあふれた身体を持つ私たちは、私たち自身をもっと愛することができます。
どんなに周りから傷つけられても、無条件にあなたを愛してくれるあなたの身体はあなたを愛しています。
あなたを愛してくれている身体をヤケ酒や自傷行為で傷つける必要はありません。
愛に包まれている自分をまずは愛しましょう。
冒頭で紹介したブログで良く登場する「ゼロ・ポイント・フィールド」では、愛によって私たちはつながっていると言われています。
自分自身を愛せるようになったら、周りにいる人たちを同様に愛しましょう。
表面上はどうあれ、彼らもわしたちと同じように愛に包まれていますから。
Today’s Quote !!
愛とは、愛するという行為によって実現される価値である。
『7つの習慣』p.95-l.12