目標を明確にする5つの質問

目標を明確にする5つの質問

かなり昔のことですが、大きなホワイトボードを購入しました。
これは法人向けの商品で、個人の場合は自宅までの配送が提供されていないため、宅配の集配所まで自ら取りに行かなければなりませんでした。
残念ながら、その集配所は家からかなり遠く、しかも通常混雑している道路を通らなくてはならないため、車で約40分もかかります。
今までそちらの方向には行ったことがなかったので、車のナビを利用しました。
ところが、ナビの地図データが古かったのか、集配所を電話番号で検索してもヒットしませんでした。
集配所の名前で検索し直して目的地を登録するれば良かったのですが、住所で目的地を設定してしまいました。
ナビの指示に従って進むと、目的地周辺に近づくにつれて道がだんだんと狭くなっていきました。
そして、

目的地周辺です。運転お疲れ様でした。

とアナウンスされましたが、目の前に広がっていたのは広大な墓地でした…

私が住んでいる地域は、北へ向かうと農地が広がっているため、きっと住所で示された番地は広範囲にわたっているのでしょう。
集配所に辿り着くために曲がる必要があった道は、墓地に通じる横道の2本先でした。
その後何とか集配所に辿り着き、無事ホワイトボードを受け取ることができましたが、この体験を通じて、目的地の設定の重要性を痛感しました。

人生の目標や目的を定める際も、同じ原則が適用されます。
「願いが叶ったかのように振る舞う」とよく言われますが、そのように振る舞うためには、具体的な状況を明瞭にイメージする必要があります。

例えば、タクシーに乗って家に帰りたいのに、「○○市まで」とだけ伝えたら、家に近づくことはあっても、実際にたどり着くことはないでしょう。
ナビも同じでした。
逆に正しい目的地さえ入力すれば、間違えて目的地に向かう道から逸れてしまっても、ナビはルートを再計算し目的地へと連れて行ってくれます。

目的地が明確であれば、途中で壁にぶつかっても、進むべき道に右往左往しても、目的地に向かって進むことができます。
もし、あなたが今設定している目標が明確でないと感じる場合は、以下のポイントを確認してみてください。

目標達成時のシーンを具体的にイメージして、その場に立っていると想像してください。
そのイメージの中で、以下の質問に答えてみましょう。

  1. 目標を達成したのはいつですか?
  2. 目標を達成した時、どこにいますか?
    そこで何が見えていますか?
  3. 目標を達成した時、周りに誰か一緒にいますか?
    そこで話し声や言葉、音など、何が聞こえていますか?
  4. 目標を達成した時、どのような気持ちですか?
  5. 目標を達成した先に、どんな未来が広がっていますか?

目的地を明確に設定すれば、たどり着く先に墓地はないでしょう。
一歩一歩着実に歩みを進めていきましょう。


目標があいまいで、目的地を明確に設定することが難しい場合は、ぜひご相談ください。
フューチャーマッピングという創造的課題解決手法を利用し、あなたの心の奥底に眠る真の課題を掘り起こし、あなたの目的地を明確にします。


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