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コーチングから学ぶ、目標を立てるために最も大切なこと

「毎年目標を立てても忘れちゃう~」
「結局1年間何もやってなかった~」

というようなことってありますよね。

目標というと、人生の目標から一年の計、月間目標、週間目標など大小様々な目標設定があります。
目標を立ててしっかり成長していこうとする人もいますし、気づけばなんとなく時が過ぎてしまっていたということを避けようと設定する人もいるでしょう。

コーチングにおいても、長期的な目標はもとより、1回毎のセッションに対しても目標を設定します。
今回はコーチングのセッションにおける目標設定から、目標を立てる上で一番大事なことについてみていきます。

終わりを思い描くことから始める

皆さんは目標を設定する時どんなことから始めるでしょうか?

  • 今決まっている予定から埋め始める人
  • やりたいことを100個書き出す人
  • 手帳を買う人
  • 神社で願掛けする人

など様々だと思います。

ただ、共通することとしては、まず頭の中で「想像」しますよね。

日常の簡単なことを、目標達成した例に取ると、

  1. 「コーラが目の前にある」という状況は、
  2. 「コーラが飲みたい」という目標を思い浮かべ、
  3. お店に行って買ってこようと考え、
  4. 実際に買いに行った結果

として存在します。

「はじめに言葉ありき」という聖書の有名なフレーズがあります。
書籍『7つの習慣』でも第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」の中で「第一の創造」として書かれてあります。

すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。
『7つの習慣』p.120-l.5

コーチングでも、まずは「今日のセッションが終わった後、どんな状態でいたいですか?」と、その回のセッションの目標を問いかけます。
コーチングの成否は、この目標設定がしっかりとできるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

どんな目標設定も得たい理想を想像することから始まります。

リソースフルな自分を思い出す

皆さん、ヒーリングというものをご存知でしょうか?

ある本によると、ヒーリングとは各自のエネルギーが100%の状態を思い出すことだそうです。
私達は皆、現時点で100%のエネルギーを持っている存在だそうです。
ただ、様々なことに流され影響されていく中で、この100%の状態を忘れてしまっているのだと。
何か問題を感じている時、私達は自分たちのエネルギーが低減していると思い込んでいます。
この思い込みを外し、100%のエネルギー状態を思い出すことがヒーリングだそうです。

例えば、今現在あなたが問題を抱えているとします。
この問題が解消した理想的な未来は、エネルギーが100%な状態と言えるでしょう。

コーチングの目標設定における未来の想像も、このヒーリングの思い出すプロセスと似ています。
NLPの前提にも「人は、成功や自分が望むアウトカムを達成するために、必要なリソースを全て持っている」とあります。
クライアントの理想の未来に先んじて浸ることは、クライアントの問題を癒やし、忘れていたリソースに思いを馳せることなのです。

その意味でも、どういう状態、どのような未来が欲しいのかを明確にすることは、とても大切なプロセスになっています。

感情まで動員して目的地を明確にする

しかし、目標を思い描いても、やっぱり変われないという人も多くいます。
この、目標を立てても実現しない原因の一つに、目標の曖昧さというのがあります。

目的地がわからない旅は、いつどこにどうやって行けば良いのかわかりません。
気がついたら、どこかわからない場所にたどり着いていたということにもなりかねません。

成功への梯子をせっせと登っているつもりでも、一番上に到達した時に初めて、その梯子は間違った壁に掛けられていたことに気づく。
『7つの習慣』p.119-l.1

例えば、出張で大阪に行く場合、大阪のどこに行くのかで利用する交通手段が変わってきます。
新幹線で新大阪へ行くのが良い場合もありますし、飛行機でも関空なのか伊丹なのかで変わります。

このように目標を明確にしないと、そこにたどり着くまでの計画も具体的になりません。
そして迷っている間に時間だけが過ぎてしまったり、たどり着けたけど何か違うと思う場合もあるでしょう。
これが、目標を立てても実現しない一つの理由です。

コーチングでも目標を設定する際には「いつ、どこで、誰と、何を」を具体的にし、クライアントがどこを目指しているのかを理解します。
ここが明確でないと、セッションの中でクライアントが気持ち良く話をしただけで、目標には1ミリも近づいていないという状況になりかねません。

NLPコーチングでは更に、目標を具体化するために以下の問いを織り交ぜていきます。

  • その世界でどんな感情を感じているのか
  • それを達成することで更に何を得られるのか

以下の記事でも書きましたが、目標を達成したときの感情までリアルに感じると、より目標達成への実現度合いが上がります。

正しく感情を創ることが得たい現実を引き寄せるコツ

どこまで目標を具体化できるか
これが目標を立てる上で一番大事な部分になります。

本当に達成してもいいんだよね?

もう一つ、目標が実現しない要因があります。

NLPコーチングではエコロジカル・チェックと言いますが、簡単に言うとその目標を目指すことや達成する上で不都合なことはないかを確認します。

例えば、年収1億円を目標にしたとしても、そこに至るために家族を犠牲にしたり、やりたくない作業を強いられたり、体調を崩したりする状況がもしあるとしたらどうでしょう?
自分にとっての不都合を受け入れてでも達成したい目標でしょうか?

NLPのワークでアレルギーを取り除くものがありますが、これも治ると不都合が生じる場合は治りません。

同様に、私達が設定する目標も、達成することで不都合が生じないかは確認しておく必要があります。

決めたらやるだけ、柔軟にね

目標が明確に立てられば、あとはその目的地に至る道筋を選べば良いだけです。

そして大事なことは、選んだ道筋に固執しないことです。
車で出かける時も、渋滞や工事で通行止めにあうと道を変えますよね。
でも、どの道を選んでも目的地にはたどり着きます。

なので、計画通りに事が進まないからと諦めたり落胆する必要はありません。
目標さえ明確になっていれば、その時々で発生するイベントに合わせて柔軟に行動計画を修正していければ良いのです。

先の例で言えば、コーラを手に入れようと思った時に、この時間に買い物に行こうとか、あの店で買おうなどの計画(という程大げさではないですが)を立てたけど、お店が休みだったので他のお店に行くなどのようにです。

コーチングでは、この道筋をクライアントと一緒に作り上げていきますが、基本的にはクライアントができることを積み上げていきます。
(多少背伸びしてもらうこともありますが)

なので、あなたが一人で目標設定をする場合でも、「こんなの無理~」と思うような行動計画を立てる必要はありません。
始めから挫折するようなものを作るくらいなら、最初は助走を付けるくらいの気持ちで良いでしょう。

1日1%の改善で37.8倍の成長を手にする

ここまで目標を達成するためには目標を明確にすることの大切さを語ってきました。

でも、いくら具体的に目標を定めても、一人で到達していくことは難しい人も中にはいるでしょう。
その場合はコーチングを上手に活用してもらえれば良いと思います。

目標が具体化できなければ、具体化するお手伝いを、
期限を決めて動くことが苦手なら、スケジュール作成のお手伝いをと、
あなたが苦手としていることをコーチがサポートします。

また定期的なセッションを持つことで、目標の進捗を報告する責任と自覚が芽生え、1歩また1歩と進んで行けるようになります。

歩みは遅くてもいいんです。
1日1%の改善でも、積み重ねることで1年後には37.8倍の改善になります。

この機会に是非、目標を具体化して37.8倍の自分を手に入れましょう。

 

Today’s Quote !!

自分にとって本当に大切なものを知り、それを頭の中に植え付け、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、私達の人生はまるで違ったものになるはずだ。
『7つの習慣』p.119-l.8

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