7つの習慣をボードゲームで学べる「7つの秘宝」
手に入れてからしばらくやる機会がありませんでしたが、昨日子供と二人でやってみました。
ゲームの内容
各プレイヤーが勇者となり、仲間を引き連れ、各々の個人ミッションをクリアーし、悪習慣の王バダビット(bad habit)を倒すゲームです。
- 個人ミッションを達成する
- 悪習慣の王バダビットを倒す
参加人数ごとにターン(サイコロを振れる回数)が決まっており、プレイヤーみんなで協力しないと個人ミッションをクリアーすることも、中ボス6体とバダビットを倒すことも難しくなります。
通常のバトルでも一人で敵を倒せるのはまれで、他のプレイヤーとうまく交渉をしないと倒せません。
この時、相手が欲しているものを理解することと、自分が欲しいものをちゃんともらう、勇気と思いやりのバランスを試されます。
相手を理解するには、思いやりが要る。そして自分を理解してもらうには、勇気が要る。
『7つの習慣』p.371-l.7
実際やってみての感想
初めてプレイした時は、このゲームはクリアできるのだろうか?というくらい制限ターンが厳しく思えました。
ただ、中盤を過ぎると、個人ミッションクリアに自分が必要なもの、相手が必要なものが見えてきます。
そうすると、例えば「今、自分は経験値が必要だから、お金をあげる」など、目標を持った交渉ができるようになります。
また、アイテムも持っているだけでなく、必要なときに使うことや、ゲームクリアに相手が必要としていれば譲るなど視野が広くなっていきます。
自分の仲間が成長して、お金にも余裕が出てくると、交渉にも余裕が出てくるのが面白い。まさに豊かさマインド。
そして、なんだかんだで残り2ターンを残してバダビットを倒すことができました。
今回は2人でプレイ、そして家族とだったので、あまり交渉で悩むことはありませんでした。
これが3人以上で、しかも友達の枠も超えていると、誰と交渉するかとか交渉の内容も高度になるので、もう少し難しくなるんじゃないかなと思いました。
7つの習慣は学べるのか?
中ボスが6体いて、倒すともらえる秘宝がそれぞれ習慣になっています。
最後のバダビットは第7の習慣「刃を研ぐ」でした。
単純にゲームをしただけでは、それぞれの習慣が何なの?ということは学べません。
ただ、振り返ってみると、
- 主体的にバトルをリードし交渉する
- 終わりを思い描いて(目的を持って)、必要な経験値やお金を得る
- 最優先事項が何かを考えて行動する(敵を倒す、修行をする)
- Win-Winを考えて交渉する
- 理解に徹し、そして理解される交渉をする
- シナジーでバダビットを倒す(一人じゃ絶対倒せない設計)
というようなことが自然と行える設計になっているんだろうなと。
この点を意識しながらゲームをすると、更に学びが深まるんじゃないかと思いました。
認定エデュケーターなる資格があるのもうなづけます。
ただ、そこは実践会ファシリテータ。ゲームをしながらプレイヤーに気づきを与えていくこともやっていきます。
子供が気に入ったようで、いとこが来たときに勝手にやっていました。
2人ともゲームをちゃんとクリアーし、楽しいと言っていました。
無邪気に遊ぶ中で他人と協力することを学んでくれると嬉しいですね。
Today’s Quote !!
「7つの習慣」を学ぶとき、あなたの変化と成長の扉をぜひ開けてほしい。
『7つの習慣』p.70-l.5