なかなか予定が合わずに前回から2ヶ月ほど経ってしまいましたが第7回の実践会を行いました。
今回は公的成功の最初の習慣である第4の習慣「Win-Winを考える」です。
前回は公的成功のパラダイムとしての「相互依存のパラダイム」を実施しました。
こちらは第1の習慣「主体的である」と同様にベースとなるパラダイムになるため、2ヶ月間じっくりと実践をしてもらうのはむしろ良かったのかもと思いました。
実際、今回の自己宣誓でも「信頼口座預金は引き続きやろうと思う」という意見もありました。
影響の輪に注力することと信頼口座預金はとても大切ですが、それぞれ実践するのは難しいものでもあるので時間をかけてじっくりと育んで行くのが良いでしょう。
公的成功の習慣の構成
公的成功の各習慣は下記のような感じで構成されています。
- 第4の習慣:マインド
- 第5の習慣:スキル
- 第6の習慣:結果
第4の習慣「Win-Winを考える」で相互依存の中で成功するためのマインドを学び
第5の習慣「理解に徹し、そして理解される」で相互に理解し合うスキルを学び
第6の習慣「シナジーを創り出す」でより高い次元の結果を協力しあって創りあげていきます。
今回の習慣は「Win-Winになる」ではなくて「Win-Winを考える」こと。
こうすれば上手くいく!こうやって「Yes」と言わせる的なテクニックの話ではありません。
人間同士のコミュニケーションなので当然折り合いがつかない(Win-Winにならない)場合もあります。
ただ、Win-Winになるためにはどうしたら良いかを常に考えることが、相互依存のパラダイムの中では大事になります。
自分のWinだけでなく相手のWinを考えることで相手を深く理解する準備が整うのです。
この観点から「なる」ではなく「考える」になっているんですね。
ボランティアってWin-Win?
今回の質問の中で面白かったのが、人間関係の六つのパラダイムの演習を行った時のこと。
- Win-Win
- Win-Lose
- Lose-Win
- Lose-Lose
- Win
- Win-Win or No Deal
どのような場面がそれぞれのパラダイムに当てはまるのかを考える演習の時に
参加者
という質問。
今まで考えたことが無かったのでパッと答えも出てきませんでしたが
『7つの習慣』の中に
何かを決めるときも、問題を解決するときも、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指すことである。・・・
人生を競争の場ではなく協力の場ととらえる。
『7つの習慣』p.289-l.9
とあり、
結論としてはWin-Winのパラダイムで良いのではないかと思います。
ただし、自分で進んで行った場合に限るのかと。
誰かにイヤイヤやらされたボランティアはLose-Winでしかないでしょう。
そう考えると自分が主体的であるかどうかで同じ事柄であっても、Win-WinにもLose-Winにも、はたまたその他のパラダイムにも成り得てしまうということです。
ここでも第1の習慣「主体的である」の重要性が再認識できました。
今回も良いディスカッション、学びを得ることができました。
ただ、この記事を書くために書籍を読み返していると、参加者の質問に対して引用できる部分を見つけたりもします。
回答はそれにならっていたので問題はないのですが、書籍に準ずるというファシリテートの鉄則から考えると引用して然るべきだったと思います。
まだまだ精進します。
Today’s Quote !!
状況次第でどのパラダイムも一番になりうるのである。肝心なのは、状況を正しく読みとって使い分けることである。
『7つの習慣』p.298-l.1