ちょっと間が空いてしまった回の実践会第10回目、第6の習慣「シナジーを創り出す」を行いました。
この回は実際にシナジーを創り出すことをロールプレイングとして行うのですが、ファシリテータ仲間とやってもシナジーに至ることは少ないです。
それほどシナジーを創り出すって難しいことなのですが、今回やってみて
Hiro
と思うような会になりました。
それでは本文です。
原則中心の生き方の神髄、シナジー
第6の習慣「シナジーを創り出す」は第1から第5の習慣の集大成となります。
ここまで学んできた習慣はすべて、シナジーを創り出す習慣の準備だったと言える。
『7つの習慣』p.382-l.11
実践会の場でも参加者から、
- シナジーを創り出すには相手との違いを受け入れて理解することが必要。(第5の習慣)
- 違いを受け入れるには確たる自分を持つこと。(第1から3の習慣)
が大事ですね。と、これまでの実践会を深く理解したお手本のような感想が得られました。
自分のことを一旦脇に置いておいて、違う意見を持つ他人を理解することは、多くの人々にとって慣れていないことです。
慣れていないというか、そもそもやろうとしていない人の方が多いという感じでしょうか。
自分のアイデンティティが侵されてしまうと多くの人は感じてしまうでしょう。
しかし、
相手の意見に迎合する必要はない。相手の意見を認め、理解しようとすることが大切なのである。
『7つの習慣』p.418-l.11
なのです。
相手の意見を理解した上で、自分の在り方に沿った思考・言動ができれば良いのです。
ただ、
相手の話を深く聴くには、強い安定性が必要になる。自分自身が心を開くことによって、相手から影響を受けるからだ。・・・(中略)・・・だからこそ第1、第2、第3の習慣が基礎となるのである。
『7つの習慣』p.349-l.11
とあるように、私的成功を成して初めて相手を理解できるようになります。
ここからも、第6の習慣「シナジーを創り出す」は最終目標と言えるでしょう。
シナジーを創り出す過程がすでにシナジーとなる
シナジーを創り出すロールプレイングでは、コミュニケーションのレベルに沿って
- 防衛的コミュニケーション
- 尊重的コミュニケーション
- シナジー的コミュニケーション
の3つのレベルを体験していきます。
2番目のレベルは尊重的と書かれてありますが、実際は妥協の産物となり、Lose-Loseのパラダイムとなります。
ゆえに、3番目のシナジー的コミュニケーションのレベルを目指す必要があるのです。
シナジーとは第3の案を探すことです。
第3の案とは
あなたのやり方でもなければ、私のやり方でもない、もっとよい方法、もっとレベルの高い方法だ。
『7つの習慣』p.289-l.17
仏教ではこれを中道と言い表している。この言葉の本質は妥協ではない。たとえるなら三角形の頂点であり、より高い次元の選択を意味する。
『7つの習慣』p.400-l.8
とあるように、最初にお互いが抱いていた案よりもより良いものを見つけることになります。
この、より良い案というのがなかなか見つけられないなぁと何度ワークを行っても思っていました。
しかし、今回実践会を行っている中で参加者から
「お互いがシナジーを創り出そうとしているこの過程自体が大事だよね」
というコメントをいただきました。
なるほどぉ~と思い書籍を見返していたところ
真剣にシナジーを目指していれば、妥協するにしても、より高い妥協点が見つかるものである。
『7つの習慣』p.397-l.5
とあるじゃないですか。
いやはや、何度実践会を行ても自分自身に気づきと成長があり感謝ですね。
この回も残りあと2回を残すのみとなりました。
参加者が気づきと成長を得られた12回だったと思ってもらえるよう、残り2回もしっかりサポートしていきます。
Today’s Quote !!
シナジーは、ここまで紹介してきたすべての習慣の最終目的であり、相互依存で成り立つ現実を効果的に生きるための原則なのである。
『7つの習慣』p.417-l.12