「今ここ」への想い

今ここに集中する
これが大事とよく言われます。

過去にとらわれていると
失敗や嫌なことを繰り返し考えてしまったり
あれで良かったか
もっと良く出来たのではなど
反省ばかりしてしまうことがあります。

未来にとらわれてしまうと
期待よりも失敗した場合の
不安や心配が勝ってしまい
動こうにも動けない状況に
陥ってしまうことがあります。

いずれの場合も
人生を前に進めることに
ブレーキをかけるもの
になります。

だからといって
反省も将来を見通すことも
不要なのか
というとそうではなく
必要以上に心奪われないこと
が大事になります。

目標を立てる場合も
何がどうなったら
目標が達成できたのか
を具体的にした後は

今ここ

に集中して
その目標に向かって
歩みを進めていくこと
が大事です。

人間と違って動物は
将来を予測して何かをすること
は出来ないと言われます。
動物にとっては

今ここ

しか存在しないそうです。

冬を前にして
食料を溜め込む動物もいますが
そういった動物も
今年の冬は厳しそうだから多めに
というような
予測をして動いているわけではなく
あくまでも
冬が近づいてきた感覚から
食料を溜め込んでいるにすぎません。

そしてそれは
本能の下

今ここ

に生きていることになります。

仏教でいう
悟り
を開いた人達も

今ここ

に生きているという意味で
動物たちと同じような感覚なのでしょうか。

過去にとらわれず
未来を不安がらない。

私は悟りの境地には達していないため
過去にとらわれますし
未来に不安も持ちます。

しかし
どんな状況下でも
自分にできる最善なことに
一生懸命になり
思い描いた未来に向かって

今ここ

に生きられるよう
精進したいと思います。

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