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「できる」という言葉が我々を達成モードに変えていく

 

何か物事をやるときに

できると宣言してやりますか?

できないかもと思いながらやりますか?

 

「できると思いますが、念のため後で検証してみます」

先日、ふと新卒の頃のことを思い出す機会がありました。

新卒2年目の頃、新米プログラマとして派遣されていた会社から技術コンサルの仕事にアサインされました。

文系上がりで会社に入った頃は

Hiro

if文って何?

っていうくらい技術的な知識はなかったもので、技術コンサルなんておこがましいことこの上ない状態でした。

しかも派遣されていた先は商社で、アメリカの最先端のWeb技術をいち早く検証し、日本で使えると思った技術を企業に売り込む部隊。

ということで、派遣先の社員からは

「できない」とか「わからない」とか言わないで

派遣先の先輩社員

と、プログラマ1年生の自分には「この人は認知障害なんじゃないか?」と思えるような指示が与えられました。

最初は同行して意味不明な技術用語が飛び交う会議の議事録を取ってまとめていただけでしたが、ある時

今日忙しいから一人で行ってきて

派遣先の先輩社員

と、「この人はバカなのか?」と思えるような無茶ぶりをしてきました。

当然、会議はわからないことだらけです。

それでも毎回30分会議しては意味不明な単語を調べつつ議事録を3時間以上かけて清書する日々を送っていたため、なんとなく「これは行けそうかな?」とか「無理かな?」という感覚は身についていたようです。

でも、最初に「わからないとか言わないで」と言われていたので、

Hiro

できると思いますが、念のため後で検証してみます

と、ハッタリをかましてその場を乗り切る魔法の言葉を覚えました。

帰社して先輩社員がいればまだ相談できるのでいいですが、いない時が困りもの。

技術本やできない英語で海外のサイトなどを参考にしながら、どうやったらできるかを模索しながらプログラムを組み検証を繰り返していました。

すごく時間はかかりましたが、それでもなんとかそれなりの提案を毎回まとめられていました。

できると言ってしまえば覚悟が決まる

この

  • できると言ってしまった(言えなかったが正しいんだけど
  • 自分が検証すると言ってしまった

という状況が、「できる」という前提で手段をなんとか考え出すというマインドセットを作ったと思っています。

そして、今の自分の力量がどうあれ、覚悟をもってやれば、大抵のことはなんとかなるんじゃないかと思います。

というのも、

公言した手前、覚悟を決めて取り組むようになる

やると言った以上、やらないと信頼を失います。

逆に、公言しないと止めるかどうかは自分次第になるため簡単に止められる状況に身を置くことになります。

プライベートなことも、SNSなどでひと言宣言するだけでも変わってきます。

ちょっと誰の言葉か忘れてしまいましたが、SNSなどで公言して実行することを「軽い衆人環視の中に身を置く」と表現されていました。

鮒谷周史さんだったかな??

なんとかしようと試行錯誤を繰り返すので知らないうちに力がつく

最初からできそうにないと思いながらやっていると、簡単にあきらめてしまうのではないでしょうか。

そもそも無理だったんだからと言い訳がしやすくなりますので。

 

一方、できると言った手前なんとかしようと思うだけで、試行錯誤の数は変わってくると思います。

Our greatest weakness lies in giving up. The most certain way to succeed is always to try just one more time.(トーマス・エジソン)

そして、できる方法を思いつく度に自分の中の引き出しは増えていきますし、たとえ最終的に思いつかなかったとしても、思考の過程で手に入った知識やスキルは血肉となっていきます。

断らないと周りから頼られるようにもなる

開口一番

いやー、無理だねー

それムリ星人

と言う人と、「ちょっと考えてみようかね」と言う人がいた場合、どちらの人に話を持ち掛けようと思いますか?

 

結果としてできなくてもいいんじゃないかと思います。(時と場合にもよりますが)

一緒に考え、試行錯誤する中で人間関係も育めると思いますし、やっぱりトライしてみたことは無駄にはならないでしょう。

でも、バランスをとることも忘れずに

ただし、他人からの依頼は時間管理のマトリックスで言うところの第III領域でもありえます。

なので、人間関係や事の重要性を鑑みて、それが第II領域や第I領域になりえるかは判断しないといけません。

緊急だが重要ではない第III領域の用事を第I領域の用事と思い込み、それに多くの時間を費やす人もいる。(中略)だが、それらの用事は自分にとって緊急なのではなく、ほとんどは他者の仕事の優先順位からきているのであり、早く対応してほしいと期待されていることなのである。
『7つの習慣』p.203-l.1


昔見た映画でジムキャリー主演の「イエスマン」というのがありました。

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なんでも「No」と言っていた人物が、ある時「Yes」としか言えなくなった結果、人生が好転していくというストーリーです。

ちょっと今回の主題とはズレている内容かもしれませんが、いったん「Yes」と言ってやってみるという観点で思い出しました。

 

先にも書きましたが、何でもかんでも受ければいいという事ではありませんし、自分の人生のバランスを考える必要はあります。

無理をして体調を崩しては意味がありませんからね。

なので、ここぞと思えた時は、とりあえず「できる」と言ってみてから、どうしようか考えてみましょう。

きっと思いがけず世界が広がりますよ。

 

Today’s Quote !!

私は変わることができる。過去の記憶に頼って生きるのではなく、想像力を働かせて生きることができる。過去ではなく、自分の無限の可能性を意識して生きることができる。私は、自分自身の第一の創造者になることができるのだ。
『7つの習慣』p.130-l.12

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