「あの人とは馬が合わない」
「あの人の面倒を見ると疲れてしまう」
そんなことってありませんか?
一方で、一緒にいて楽しい人達もいますよね。
そういう人達とは「波長が合う」と言ったりします。
そして、この「波長」が自分らしく生きるための一つの鍵かもしれません。
今回はそんなお話です。
私たちそれぞれが作り出す波形
バイオフォトン(生体光子)というものをご存じでしょうか?
細胞が放つ微弱な電磁波で、私たちは常にこのバイオフォトンを放っています。
光子ということもあり、このバイオフォトンは波の性質を持っています。
波形が重なった波のことを同位相の波といいます。
同位相の波は増幅し、その強さを増します。
レーザー光線などはこの原理を利用して、強く遠くに届く光を作り出しています。
逆に、波形の山と谷がぶつかる状態を逆位相といい、波のエネルギーを打ち消して0にしてしまいます。
ノイズキャンセリングイヤホンなどはこの原理を応用して作られています。
「波長が合う」というのは、人間関係の中でフォトンの波形が同位相となり、私たちのエネルギーが増幅する状態をあらわしていると考えられます。
「波長が合う」人と一緒にいてポジティブでいられる一つの理由ではないでしょうか。
自分の周波数帯から離れるから疲れる
私たちはそれぞれ今の自分にあった周波数帯を持っています。
その周波数帯にいるとき、心地良かったり、エネルギッシュでいられたりするのではないかと思います。
この周波数帯を離れてしまうと、物事がうまく行かなかったり、不快感や精神的な疲れを感じてしまうのではないでしょうか。
冒頭の「あの人の面倒を見ると疲れてしまう」というのは、自分の周波数帯を離れ、面倒を見なければならない人の周波数帯でお世話をすることで起こると考えられます。
面倒を見なければいけない人というのは、概して自分の周波数帯よりも低い(ネガティブな)ケースが多いのではないでしょうか。
自分のよりも低い周波数帯の中で活動するということは「波長が合わない」状況に身を置くことになります。
これを長く続けてしまうと、やはり疲れを感じたり、自分自身が良くわからないという状況に陥りやすくなってしまいます。
気が付けば自分の周波数帯自体どんどん低い周波数帯に引き寄せられてしまうでしょう。
そして、最後には自分を見失ってしまうのです。
自分の周波数帯から手を差し伸べ導く
では、人のお世話はしない方が良いのでしょうか?
というと、当たり前ですがそうではありません。
ただ、面倒の見方を変える必要はあります。
つまり、誰かの面倒を見ようと思ったとき、その人の周波数帯へ行くのではなく、自分の周波数帯から手を差し伸べてみましょう。
そもそも、相手の周波数帯で活動していると、その人をその周波数帯から抜け出させるのは難しくなります。
お尻を叩いて「抜け出せ!」と言っているようなものでしょうか。
最悪一緒にもがいてしまい、挙句「なんで変わらないんだ、分かってくれないんだ」と疲れてしまいます。
そうではなく、自分の周波数帯から手を差し伸べ、こちらへどうぞと先を導くことが良いと思います。
相手の周波数を引き上げることもしやすくなるでしょうし、変化も促せることでしょう。
自分の周波数帯に生きることが大事
ここまで述べてきましたが、まず自分の周波数帯にいることが大事です。
自分の周波数帯は今のあなたがあなたらしく生きやすい場所だから。
自分の周波数帯にいることで、その波長に合わない現実(人や環境、出来事)は現れにくくなります。
当然、嫌なことや嫌な人は現れますが、頻度が減ったり、現れても長く留まりません。
ここら辺は以前こちらに記載しました。
ラジオの周波数を合わせるが如く、得たい状況に自分をチューニングする
自分の周波数帯に生きるということは、今の素の自分を自分で認めることです。
他人からの評価も、周りの環境も、過去の出来事も、過去の自分も関係ありません。
今のままのあなたで良いのです。
私たちはそもそも愛に包まれている
そもそも、私たちは常に愛に包まれています。
自分で自分をどんなに傷つけても、細胞は私たちを元通りに修復してくれます。
多少傷が残る場合もありますが、治そうと意識しなくても傷ついた場所に合わせて治ります。
また、いくら死んでやると頭で考えても、呼吸も心臓の鼓動もその活動を止めません。
私たちの体は、どんなに私たちからひどい仕打ちを受けても、私たちを癒してくれます。
私たちは細胞から無条件の愛を受け取っているのです。
私たちは生きているだけで、愛に満ち溢れた存在なのです。
満たされた愛が周りを満たす
仮に、私たち自身に愛が無い状態の場合、私たちが周りに振りまいている愛情はどこから来るのでしょうか?
それはあなた自身の本物の愛と言えるのでしょうか?
よく利他の話として出てくるコップの例え、
まず自分のコップを満たしてから、あふれた水で周りを満たしましょう。
そして、シャンパンタワーの例え、
私たち一人ひとりはシャンパンタワーのてっぺんのグラスだと思ってください。
自分のグラスから満たされることで、初めて周りのグラスを分け隔てなく満たすことができます。
まずは自分を愛で満たすこと。
今のありのままのあなたを褒め、認め、そしてねぎらいましょう。
そうすることで、あなたの周りにいる人々も愛情豊かになります。
あなたがあなたでいることで、人間関係で疲れを感じづらくなるでしょうし、あなたも含めた周りが幸せになっていきます。
あなたの周波数帯から離れてエネルギーを低減させるのではなく、あなたに合った波長を集めることでエネルギーを増幅し、より高いエネルギーを創り出していきましょう。
ぜひ、あなたの周波数帯で生きてみてください。
きっと、今まで以上に周りの方を幸せにできますよ。
ここ最近、量子物理学に興味を持ち始めたところ、世間的にスピリチュアルに分類されるようなことは量子物理学で説明できるのではないかと思っています。
フォトンも素粒子の種類の一つであり、光の性質も物理学の範疇です。
私のNLPマスタープラクティショナーの認定プレゼンテーションも、いわゆる「引き寄せの法則」を量子力学の観点から説明しました。
量子物理学以前の物理学では説明しきれなかった不思議な出来事が、目に見えない分野を扱う量子物理学の発達で説明できるようになってきたんだなぁと思っています。
今後、より精神世界への理解と認識が高まることで、人格を育てること、ステートを良い状態に保つことが広く認知されると良いなと思います。
Today’s Quote !!
愛とは、愛するという行為によって実現される価値である。
『7つの習慣』p.95-l.12