なぜ今『7つの習慣』を学ぶのか

書籍『7つの習慣』は言わずと知れた世界的な名著です。
1989年にスティーブン・コヴィー博士によって、アメリカ建国以来の成功法則を研究してまとめた書籍として発売されました。

博士によると建国から150年は人格主義(人間の内面にある人格的なこと)が成功の条件として挙げられていました。
しかし、第一次世界大戦以降は個性主義(スキル・テクニックなど)が成功の条件となっていったそうです。

西洋占星術では2020年12月に地の時代から風の時代に、時代が大きく移り変わると言います。
この時代の変化に呼応するかどうかは置いておいたとしても、私たちはまた人格主義を成功の条件とする時代に来ていると思っています。

このタイミングで「人格主義の回復」をテーマに扱われている『7つの習慣』を学ぶべき時が来ていると言えるでしょう。
人生に成功している人はその成功を継続するために、今人生に苦しんでいる人はそこから脱却し、より豊かな生活を手に入れるために、『7つの習慣』を手に取ってみてください。

何もしなければ職を失うかもしれない現状

今、私たちはテクノロジーの変遷の時にいます。
2045年にシンギュラリティ(AIが人類の知能を追い越す)が本当に来るのかはわかりません。
しかし、2000年に600人いたゴールドマン・サックスのトレーダーは、2017年には2人までになったそうで、AIによる影響は少なからず出始めています。

ここで1900年代初頭のニューヨークの写真を見てみましょう。

イノベーションは人の仕事を奪うのか–LinkedIn村上氏が語る“未来の働き方” 

1900年に道を埋め尽くしていた馬車は、たった13年を経ただけで自動車に置き換えられました。
馬車の御者は自動車の運転を習うことで運転手になることができたことでしょう。
しかし、馬が自動車になることはできません。
この時、多くの馬が仕事を失いました。

さて、先ほどのゴールドマン・サックスの例を見た時、私たちは1900年代初頭の御者でしょうか?それとも馬でしょうか?

実際には、私たちは御者にも馬にもなれるでしょう。
その点、人間は素晴らしい特性を持っていると思います。
では、私たちを御者にするものは何でしょうか?

この先求められる能力としての人格主義

2016年に総務省がまとめた調査報告書によると、人工知能(AI)の普及に求められる人材と必要な能力として以下が挙げられています。

必要な能力TOP3
  1. チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質
  2. 企画発想力や創造性
  3. コミュニケーション能力やコーチングなどの対人関係能力

平成28年版 情報通信白書

データや数字を扱う業務、事務作業的なことの多くはAIに取って代わられるそうです。
その代わりに人間的資質や対人関係能力など、机に向かって勉強するだけでは得られない能力が必要と言われています。

私たちが御者となるためには、これらの能力を使って仕事をすれば良いのですが、『AI vs 教科書が読めない子どもたち』の著者 新井紀子氏は書籍の中でこう指摘しています。

では、AIにできない仕事が人間にはできるのか? それが問題です。
『AI vs 教科書が読めない子どもたち』

AIにできない仕事をするためには、AIにできないことを私たちができることが前提です。
では、どのようにこれらの能力を学べば良いのでしょうか?

人格主義の回復をテーマにした『7つの習慣』

書籍『7つの習慣』はその副題に「人格主義の回復」を掲げています。

AI時代に必要な能力のうち、1番目の「人間的資質」は『7つの習慣』で言えば、第1から3の習慣「私的成功」にあたります。
依存状態から自立を目指す過程で、主体性を発揮し、自らが人生の舵を取り、人生の目標に向かうコンパスを手にします。

また、3番目の「対人関係能力」は第4から6の習慣「公的成功」の領域です。
自立から相互依存へをテーマに、共存共栄の意志とスキルを学び結果につなげます。
特に第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」では7つある習慣の中でもスキル的要素が強く、コミュニケーションについて学べます。

つまり、『7つの習慣』を学ぶことで、必要とされる能力TOP3のうち2つを学ぶことができ、継続した成長への足掛かりを作ることができるのです。

実践してこその『7つの習慣』

しかし、『7つの習慣』は読むだけでは学んだことにはなりません。

『7つの習慣』は概念的なことが多く書かれており、また私たちが求めるような答えも書かれてありません。
これは、読者である私たち一人ひとりが、成長の螺旋階段のどこにいるのかが違うからです。
それぞれのステージで、それぞれが読み取る学びも課題も変わってきます。
私も読む度に、その時に必要な新しい気づきを得ています。

『7つの習慣』は一読して読み切った満足感を得るだけの書籍ではなく、7つの習慣一つ一つを実践し続けることで、成長の螺旋階段を一歩一歩昇っていくことに意味があります。

『7つの習慣』を学ぶということは、一つ一つの習慣を実践するということです。

『7つの習慣』を学ぶ仲間と共に

もし一人で『7つの習慣』を学ぶことが難しいと感じたらセミナーなどを受けることをオススメします。

フランクリン・コヴィー・ジャパン社主催の「7つの習慣® SIGNATURE EDITION 4.0」などがあります。

また、世界初の個人向けプログラムである7つの習慣・実践会もあります。
全国に認定ファシリテーターがいますので、お近くの実践会に参加されると良いかと思います。

7つの習慣・実践会は、1つ1つの習慣を読書とワークを通じて内容を深め、実践会の最後に設定した自己課題を1か月間実践することで習慣化する1年間のプログラムになっています。
概念的で難しい部分はファシリテータが理解を助けますし、共に学ぶ仲間と気づきをシェアしあい、また1か月の実践結果もシェアすることで確実に学びを深められます。

ぜひ、『7つの習慣』を読んだだけで終わらせない仕組みを利用してください。


『7つの習慣』は新しい時代に私たちが対応していく上で、多くの示唆を与えてくれます。
AI時代に必要とされる能力が、これほど網羅されている書籍は少ないでしょう。

人格や対人関係能力は一朝一夕で身につくものではありません。
どんな時代になっても対応できるように、またその時になって慌てないように、今から『7つの習慣』を学ぶことをオススメします。

もちろん選択肢は『7つの習慣』だけではないので、自分にあったモノを選ばれると良いと思います。
もし、何から学べば良いのか分からなければ『7つの習慣』を手に取れば間違いありません。

それでは、来るべき時代に備えて今から準備をしていきましょう。

 

Today’s Quote !!

変化が大きいほど、困難なチャレンジであるほど、『7つの習慣』の持つ意味も大きくなる
『7つの習慣』p.XXI

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